場景案例
2024-03-29
露營初學者推薦工具
キャンプビギナーおすすめ道具
暖かいシーズンになったら、外に出て遊びたくなりますよね。その選択肢として「これからキャンプを始めたい!」という人もいることでしょう。キャンプ初心者にとって、道具選びは最初の関門。ここでは、まず集めておきたい道具を一覧でご紹介します。初心者がとりあえず集めるべきキャンプ用品
まずは、マストで集めるべき道具をご紹介します。— テント
寝泊まりする家。雨風だけでなく、プライバシーを保護して安全に過ごせる大事な空間です。テントの形はドーム型、ティピー型、トンネル型などありますが、初心者でも簡単に張れるのはドーム型。インナーテントが付属しているものが多く、夏場なら虫刺されも防げます。各テントには収容人数が書かれており、「ひとりでキャンプをするなら、1人用テントを選べばいい」と考えがちですが、居住空間が狭く道具を置くスペースが限られるため、ゆったり過ごしたい人は2人用を選ぶことをおすすめします。ただし、移動手段が限られどうしても荷物をコンパクトにしたい人は、ソロテントでもいいでしょう。
ちなみに、インナーテントを含む床がある幕体をテント、ない幕体をシェルターと言います。前者は靴を脱いで部屋感覚で過ごせる一方で、後者は靴を履いたまま過ごせるため、トイレや炊事場へ行く際にはシェルターで過ごすのが便利、という人もいます。
— 寝袋
寝泊まりする際に使う、敷き布団と掛け布団が一体化した寝具。体の形状に合わせたマミー型と、四角い封筒型、上半身がマミー型で足元が封筒型といいとこ取りしたハイブリッド型の3種類がありますが、コンパクトに持ち運びたい場合はマミー型がおすすめです。また、寝袋の中には保温素材が封入されており、化学繊維(化繊)とダウンの2種類がありますが、軽くて小さくまとまり、持ち運びに便利なのは後者。ただし、ダウンは水を含むと縮んで保温が損なわれてしまい、金額もダウンのほうが高いです。雨の心配をせずに寝られて、なおかつお手頃に買いたい人は化繊がいいでしょう。
— マット
寝袋の下に敷くもの。地面の硬さと冷えを感じず、安定して寝られるようになります。エアータイプ、クローズドセルタイプ、インフレータブルタイプの3タイプがあります。エアータイプは、この中で最もコンパクトでかつ一番軽いのが特徴です。ただし、たくさん空気を入れる必要があるため完成までに時間がかかり、少しの穴が空いたらすぐに空気が抜けてクッション性がなくなってしまいます。クローズドセルは、広げるだけで完成するため、設営時間が短く初心者でも使いやすいのがポイントです。ただし、厚みがあまりないため、地面の硬さが感じやすい人もいます。また、収納サイズが大きいところも欠点と感じる人もいるでしょう。
インフレータブルタイプは、中にウレタンフォームが入っており少しの空気で完成するもので、厚みや収納サイズのバリエーションが多く、バリエーションが豊富なのが特徴です。ただし、ほかのタイプと比べて重量があるため、バッグなど身軽に持ち運びたい人には不便でしょう。それぞれメリット・デメリットがあるため、自分のスタイルに合わせてチョイスしてみてはいかがでしょうか。
— ライト
暗い場所を照らす道具。電池やバッテリーを使うLEDライト、OB缶もしくはCB缶を使ったガスランタン、ガソリンを使ったガソリンランタンの3種類がありますが、ガス式とガソリン式はテント内で使うのは危険のため、初心者ならLEDライトを使うのがいいでしょう。ライトの形状は、頭にかけるヘッドライト、上(天井)から照らすことがメインの吊り下げライト、テーブルに載せて照らすのがメインの卓上ライトが主流。理想は手元を照らすヘッドライトと、周辺や室内を照らす吊り下げもしくは卓上の2点を使うのがおすすめです。
— バーナー、カセットコンロ
クッカーなどの調理道具を温める器具。バーナーはアウトドア用に設計されたもので、持ち運びやすさや風防付き、火口が1つないし2つのものがあります。またガス缶やホワイトガソリンなど燃料の幅もあり、季節や用途に合わせて使えるのがメリットです。ただし、ダッチオーブンといった重いものを載せられるモデルは少なく、1〜2人くらいの量しか作れません。カセットコンロは室内で使うことを想定して作られたもので、鍋やプレートなど重いものを置いて調理できます。CB缶を使うタイプがほとんどで、点火つまみで簡単に着火できるのがメリットです。ただし、風防がないタイプが多く、風が強い場合は火が消える心配があります。また、CB缶は外気が低いもしくは長時間使用していると、内部のガスが気化できず火力が弱くなる「ドロップダウン現象」が起きやすくなります。そのため、秋〜初春はキャンプでは使いにくい傾向にあります。
— クッカー、カトラリー
食材を入れて調理する道具。キャンプでは総称でクッカーと呼ばれています。フライパンや鍋、飯ごうなどがありますが、ソロならフライパンと鍋がセットになった商品が販売されているので、それさえ用意しておけば煮炊きできて便利です。また、クッカーの素材はアルミ、ステンレス、チタンの3種類が主流です。アルミは熱伝導率(熱が伝わる早さ)が高くて価格もお手頃なのが特徴です。一方で保温性には乏しく、耐久性もほかの素材と比べるとやや劣ります。最近は各社で独自の加工を施し、強度を上げているため、もっともポピュラーなものとなっています。
ステンレスは保温性と耐久性に優れているのが特徴。しかし熱伝導率はそこまで高くなく、重量もやや重いためソロで使うには不便との声があります。チタンはとにかく軽く、耐久性に優れているのが特徴です。一方で熱伝導率が低く、値段が高いのがデメリット。それぞれのメリット、デメリットを比較して、自分にぴったりな素材のクッカーを選んでみましょう。
カトラリーとは箸、フォーク、スプーン、ナイフを指します。人によってはコンビニやスーパーで無料でもらえるものを使う人もいますが、ゴミを減らしたい人は自分で用意するのがいいでしょう。
— ハンマー
テントやタープを固定するのに大事な、ペグを打ち込む道具。プラスチック、ゴム、ウッド、アルミ、ステンレス、銅、鋼(スチール)など幅広くあり、ペグの素材によって使えるもの、使えないものがあります。たとえば、スチール製のペグにプラスチックのハンマーを使うと、ハンマーが壊れてしまいます。その反対もしかりです。ペグの多くはアルミ、ステンレス、スチールが多いため、ハンマーもそれに合わせて用意しておくといいでしょう。なお、ハンマーはただ打ち込むだけでなく、ペグ抜きや栓抜きなど機能を持たせているものもあります。
あると便利なキャンプ用品
次に、なくてもいいですがあると快適性が増す道具を紹介します。— タープ
ひさしとなる道具です。これがあれば直射日光を受けずに過ごせるほか、雨よけになったり、鳥のフンや樹液などから守ったりすることもできます。また、天候がいい日は地面や生地に結露が出ることがあり、それを防ぐのにも役立ちます。形はウィング、スクエア、ヘキサなどありますが、ペグを打つ本数が少なく早く張れるのはウィング、有効面積が広いのはスクエア、そのいいとこ取りがヘキサなど、スタイルや手軽さはそれぞれです。
— テーブル、チェア
テーブルがあれば、凸凹した場所でも安定して料理を作れます。複数人と使うメインテーブルと個人で使うサイドテーブルがあり、ソロキャンプなら後者だけ用意しておけば安心です。チェアがあれば、地面の硬さから開放されおしりが痛くなりにくくなります。また地面からの冷えを受けにくくなり、寒さ対策にも役立ちます。両方とも高さのあるハイタイプと低めのロータイプの2種類があります。前者は家のダイニング感覚で使えて立ち座りが楽ですが、かさばるため荷物が多くなります。後者は軽くてコンパクトになり持ち運びが簡単ですが、立ち座りに苦労しやすく面倒という声も聞きます。スタイルに合わせて使い分けてみましょう。
— 焚き火台、焚き火シート
焚き火をしたくてキャンプを始める人も多いのではないでしょうか。焚き火ができることで、火を眺めて癒されたり、調理したり、暖を取ったりなど幅広いことができます。焚き火台を使わずに地面で焚き火をすることを直火と言い、ひと昔前まではこれが当たり前にできましたが、近年は終わったあと処理をせず、放置して帰る人が増えていることから、直火を禁止する場所が増えています。また、焚き火をすることで芝を燃やしてしまうケースが増え、キャンプ場によっては芝を燃やさないように焚き火シートを敷くことを義務付けているところもあります。これは耐熱、断熱、耐火など様々な呼び方がありますが、地面へのダメージが低いのは耐熱シート。安心して焚き火をしたい人は、耐熱シートの下に敷くといいでしょう。
— ナイフ
近年はキャンプ場のサービスが充実し、施設の周辺にスーパーやコンビニが増えていることから、ナイフを使うのは料理くらいになってきました。しかし、薪に巻かれたテープやガイロープを切ったり、落ちている枝を切ったり、薪を割ったりなど、あれば重宝します。ただし、ナイフは料理用や小枝カットといった簡易的なものと、薪を割るくらい頑丈なものがあるため、そのナイフがどういう用途のものか確認して購入することをおすすめします。
— コップ、シェラカップ
飲み物を飲んだり、料理や食材を取り分けたりするのに便利です。近年では小型のバーナーや焚き火台が増え、コップやシェラカップを直接火にかけられるものも増加してきました。クッカーを直接口につけるのが億劫な人や、お酒など飲み物を飲む用途しか考えていない人は、用意しておくといいでしょう。ここまで必要な道具、あると便利な道具を紹介しました。それ以外にも様々な道具があるため、アウトドア用品店やホームセンターへ足を運んで、実際に見てみてはいかがでしょうか。